あの頃の私への手紙
中学野球は硬式か軟式か 兄と弟、違うチームを選んだ我が家の話
週末ごとに、違うグラウンドへ 見学に行っていた時期があります。
長男の、小学6年生の頃。
そして数年後、次男の時も、また。
「中学の野球、どうする?」
硬式か、軟式か。
どこのチームか。
野球未経験の私には、わからないことだらけでした。
でも、この記事で一番伝えたいのは、「硬式か軟式か」の答えではありません。
たくさん悩んだ末に、兄弟がそれぞれ違う道を選んで 思ったことがあります。
あの頃の私が知りたかったことを、まとめておきます。
私が見てほしいと思うポイントは、4つです。
中学野球の選択肢 硬式・軟式・部活・クラブ
まず、ざっくり整理すると、選択肢はこのあたりです。
- 学校の部活(軟式)
- 地域のクラブチーム(軟式)
- 硬式のクラブチーム
いま、中学の部活は 外部の指導者が見てくれたり、地域のクラブチームへ移行されたり、ちょうど移行期です。
だから、選択肢の中身は、住んでいる地域によって、かなり違います。
まずは、通える範囲に何があるかを知るところから、でした。
判断軸① 体とケガ 成長期であること
一般的に、ピッチャーの肩は消耗品と言われ、体が出来上がっていない子には 軟式をおすすめされることが多いようです。
ただ、これは 本当に、その子によります。
肩や肘を痛めやすい子もいれば、「これだけ投げても平気なの?」という子もいる。
それでも、やっぱり 成長期は痛めている子が多い、というのが、実感です。
成長期は、怪我をしない子の方が 少ない。
だから、私が見てほしいのは、硬式か軟式か、よりも、
怪我をした時に、そのチームがどう向き合ってくれるかです。
ピッチャーなら、大切に育ててもらえるか。
怪我をしたら、リハビリまで見てくれるチームか。治るまで、ほっとかれるチームか。
絶対、前者がいい。
うちの長男は、腰の怪我を 何度も繰り返しました。
その時、チームの指導者が、みんなが野球をしている時間に、マンツーマンでトレーニングを見てくださいました。
「怪我をした時間」が「体を作り直す時間」に変わる。
あの環境には、いまでも感謝しています。
判断軸② 指導環境
学校の部活は、顧問の先生が 野球経験者とは限りません。
これは、先生が悪いのではなくて、そういう仕組みだから、です。
先生方も、お忙しい中で 部活を見てくださっています。
ただ、小学校でバリバリにやってきた子には、練習時間も短くて、物足りなく感じる場合がある。
そこは、正直に、見ておいていいところだと思います。
体験や見学で見るポイントは、少年野球の時と同じです。
指導者の声のかけ方、子どもたちの表情、保護者の空気。
判断軸③ その先の進路
中学のチームを選ぶ時、先輩父母に教えてもらったことがあります。
「行きたい高校が決まっているなら、そのルートを持ったチームを選ぶ方法もあるよ」
中学のクラブチームは、高校とのつながりができていることが多い。
だから、卒部生がどの高校に進学しているのかを見るのも、チーム選びの一つの視点です。
もちろん、中学に上がる時点で 行きたい高校が決まっている子の方が、少ないと思います。
(うちも、決まっていませんでした。)
「そういう見方もある」くらいに、持っておくといいと思います。
判断軸④ 家庭と生活
これは少年野球の時と同じですが、中学は 行動範囲がぐっと広がります。
送迎の距離、遠征、費用、道具。
家族の生活が、また変わります。
親も頑張れるか。ここは、きれいごと抜きで、見極めていいところです。
我が家の場合 兄弟そろって硬式、でも全く違うチーム
で、我が家はどうしたか。
兄も、弟も、結局 硬式を選びました。近所の軟式のチームでは練習が物足りないからだそうです。
ただ——同じ「硬式」でも、中身は 全く違う選択でした。
兄が選んだのは、家から離れた、練習施設が整っていて、勝つために本気のチーム。
弟が選んだのは、家から通いやすくて、指導者も部員も フレンドリーなチーム。
タイプの違う兄弟が、それぞれ、自分に合う場所を選んだんだなあ、と いまなら思います。
二人とも、いろんなチームを見て、最後は本人が決めました。
ちなみに、硬式のチームには、小学校から硬式出身、軟式出身、ソフトボール出身、いろんな子が来ます。
ソフト出身の子のバッティングは力強い反面、盗塁は初めてだったり、それぞれボールも違うので、最初は戸惑うことがあったり。
でも、みんな、ちゃんと追いついていきます。
出身で決まるものでは、ありませんでした。
正解は、その子が作る
入ってから、「しまったー」と思うことも、あるかもしれません。
でも、その時は、最善だと思って選んだんです。
違うチームに入ったとしても、同じように、か、それ以上の壁が あったかもしれない。
チーム選びの正解は、わかりません。
正解は、その子が、正解を作るしかない。
親は、できるだけ材料を集める。
一緒に悩んで、一緒に見学して、一緒に考える。
でも、最後に歩くのは、その子自身です。
だから私は、やっぱり本人に決めさせてよかったと思っています。
壁にぶつかる日は、きっと来ます。
その時、自分で決めた道だったら、ね。
※ 体や怪我のことは、その子の状態によって全く違います。判断は必ず主治医・専門医にご相談ください。
※ このブログは「我が家の場合」の振り返りです。特定のチーム・指導者・団体を批判する意図はありません。
※ よかったら、また、読みに来てください。


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