「ありがとうございます。」
息子が 遠くの高校に 進学することが 決まって、中学生活 最後の お弁当を 準備した日。
弁当を 受け取った息子が、普段 何も言わない息子が、「ありがとうございます」って。
マジか!って思いました。 何という成長!!! これまでの苦労が 吹き飛びました。
報われているのか、わからないまま
正直に 書いておくと。
週末は 朝早く、起きて、お弁当を 作って。
眠い目を こすって 送迎して。
グラウンドで 丸1日を過ごして。
そういうことは いつのまにか 「当たり前」に なっていきます。
「ありがとう」なんて、毎回は 言われない。
——なんで こんなに 頑張ってるんだろう。
そう 思う日も、よく あります。
報われているのか わからないまま、ただ、目の前のことを こなしていく。そんな 日々の 積み重ねでした。
それに 野球のチームには 保護者の業務が たくさんあります。
試合や練習試合では ── 母たちは、アナウンス係と、スコア係。父たちは、審判。
暑い日も、寒い日も、親も 足を運んで 業務をこなす。なかなかハードです。
正直、チームの業務は、思っていた以上に大変でした。
(その大変さが どこから来るのかは、少年野球の保護者はなぜ大変? 善意で回るチームの限界 に書きました。)
スコアをつけていると、家の会話が弾む
でもね。やってみると、いいことも あります。
スコアを つけていると、これが なかなかの 脳トレに なる。
そして、試合を 見ているから、家に帰ってからの 家族の会話が 弾むんです。
「今日の あのプレー、よかったね」
「あの場面、よく 声 出てたよ」
——ちゃんと、見ていたよ。
それが 伝わると、子どもは ちょっと 嬉しそうな顔を します。
グラウンドでの父母は、家とは違う顔をしている
それから、もうひとつ。
グラウンドでの父母は、家とは、違う顔を、してると思います。
マイクを 握って、アナウンスをする 母。
審判服を着て ジャッジをする 父。
家では、お酒を飲んで ぐうたらしているのに(笑)、
グラウンドでは、ちょっと しゃんと している。
その、家とは違う顔を、子どもは 見ているのかな。
そして、保護者同士が 楽しそうにしている姿も。
声かけより、背中なのかな
だから、思うんです。
「お友達と 仲良くしなさい」と、口で 言うより、
親たちが 仲良く 楽しそうにしている姿を 見せるほうが ずっと 効く。
人に親切にしなさい、と 言うより、
他のかあちゃんが困っている時、助ける姿を見せるほうが、ずっと 届く。
声かけは もちろん 大事。
でも、それ以上に、背中なんじゃないかなぁ、と。
子どもだけ じゃ ありません。
うちのチームの監督は、ベンチで 応援する姿や ボールボーイを 全力でやる姿を
——めちゃくちゃ、見ています。
「頑張っている姿は、ちゃんと 見ているよ」
大人も 子どもの背中を 見ている。
子どもも 大人の背中を 見ている。
頑張りの 連鎖が 生まれるのかな。
いちばんの卒部記念品
そして ね。卒部の日が、来ると。
子どもたちは、たくさんの 「頑張ったね」の ご褒美を もらいます。
卒部記念品や 寄せ書きや いろんなもの。
でも 私にとっての いちばんの ご褒美は。
いちばんの ご褒美——息子からの 言葉でした。
お手紙だったり。ぽつりと 言ってくれた 感謝の言葉だったり。
「ありがとう」
ああ、見ていて くれたんだ。ああ、頑張って よかったー。
報われないと 思っていた、あの日々が ぜんぶ、その瞬間に、報われる。
また、次の大変な世界へ
そして、不思議なもので。その ご褒美が 忘れられなくて。
「もう、しばらく、ゆっくりしよう」と、思っていたはずなのに、
気がつくと、また 次のステップの 大変な世界に 足を 踏み入れて しまっているんです。 笑
子どもの 背中を 見ていたら。
こっちまで もう一回 頑張ってみるか という気に なってしまう。
きっと、見て 見られて 頑張りの循環は 続いていくんだろうな と思います。
あの頃の私へ
報われているのか わからないまま お弁当を 作っていた、あの頃の私へ。
「ありがとう」が、毎回 なくても 大丈夫だよ。
あなたの その背中、ちゃんと 見ている子が いるからね。
マイクを握る顔も、眠い目で お弁当を作る 後ろ姿も、全部、ちゃんと、見ているよ。
卒部の日に、その子が 手紙を くれるよ。
「お母さん ありがとう」って、言ってくれるよ。
その一言で、あなたは ぜんぶ 報われるよ。
だから、今日も、おつかれさま。
※ このブログは「我が家の場合」の振り返りです。特定の個人・チーム・指導者を批判する意図はありません。
※ よかったら、また、読みに来てください。


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